サルコペニアとは

サルコペニアとは、ギリシャ語で筋肉(sarx)と喪失(penia)の造語で、1989年にIrwin Rosenbergによって加齢に伴って生じる骨格筋量と骨格筋力の低下を意味する言葉として提唱された。

サルコペニアは寝たきり、嚥下障害、呼吸障害の原因の一つであり、70歳以下の高齢者の13〜24%、80歳以上では50%以上に認められるため、在宅医療においてその評価と対応は重要とされている。
Baumgartner RN. Et al.:An J Epidemiol 1998:147:755-763

発症メカニズムは明らかではないが、加齢、廃用、内分泌、神経変性疾患、栄養不良、悪液質などによってたんぱく質の合成、分解、神経や筋へ様々な機序に対して影響を与えることによって筋肉量や筋力の低下が生じるとされている。

⬜️サルコペニア診断基準

① 筋力量の低下 DXAによって算出した筋肉量と身長をもとに評価
② 筋力の低下 握力測定
③ 身体能力の低下 歩行速度
①に加えて、②と③のいずれかまたは両方を満たすもの

フレイル

フレイルとは高齢期に様々な生理的予備能が低下することによって、ストレスへの耐性低下が起こり、健康障害が生じやすい状態を指し、健康と身体機能障害の間の段階として位置づけられている。

図.フレイルの位置付け

※公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 在宅医療テキスト P55より作図

⬜️フレイルの評価指標

以下の5項目のうち3項目以上に該当するもの
① 体重減少
② 疲れやすい
③ 身体活動量の低下
④ 歩行速度の低下

⑤ 筋力低下

※公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 在宅医療テキスト P55より作図

 

フレイルは身体的要素だけでなく、認知機能障害やうつなどの精神・心理的要素、独居、経済的などの社会的要素も含まれ、生活機能全般の低下を包括した概念としている。
フレイルでは、5つの項目が互いに相関し負のサイクル『フレイルティサイクル』を作ることで悪化していくと考えられている。このサイクルの中核として『サルコペニア』や『低栄養』があり、フレイルの増悪に影響する。

ロコモチェックはこちら →https://locomo-joa.jp/check/judge/

ロコモティブシンドロームとは

運動器症候群の総称です。

骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、「立つ」「歩く」といった機能(移動機能)が低下している状態のことをいいます。
エレベーターや車を使う便利な現代社会において、人類は足腰を使う機会が少なくなっています。
全世代の方々に注意が必要です。

⬜️運動習慣を身につけよう

運動習慣をつけることが運動器の健康の維持につながります。

したがって健康寿命の延伸も期待できます。運動器は若い頃から適度に運動する習慣をつけて大事に使い続けることが必要です。なぜなら、筋肉、骨、軟骨や椎間板は運動やふだんの生活で身体を動かして負荷をかけることで維持されるからです。しかし、過度な運動や体重超過により「負担をかけすぎる」のも怪我や故障の原因になります。また、やせすぎると筋肉や骨は弱くなることが知られています。適度な運動と適切な食生活で肥満ややせすぎにならないようにしましょう。

⬜️健康寿命

健康寿命とは、健康で日常生活を送れる期間のこと。平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性では約12年の差があります。これは健康上の問題で日常の生活が制限される期間が約9~12年あることを意味しています。ロコモが進むと日常の生活が制限され、さらに悪化すると、支援や介護が必要になる可能性が高くなります。要支援、要介護になる原因のトップは転倒、原因が骨折や関節の病気など運動器の故障であることはあまり知られていません。

予防のためにできること

「無理なく続けられる運動」を毎日行う事が大切です!

体力に自信がない方でも安心して運動ができるようサポート致しますので、SHLでお待ちしております!

 

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